CINEMA 4DのカメラオフセットをAfter Effectsのカメラに反映させる方法

ae2c4d

CINEMA 4Dのカメラ情報をAfter Effectに持って行く場合、C4Dのカメラオフセットはサポートされていません。そのため、カメラオフセットを使っている場合、Ae上でズレが生じます。これを解消するには、ズレをヌルにベイクしてそれをAfter Effectsのエクスプレッションで取得することで反映することができます。

aeカメラオフセットをダウンロードして、下記の手順で行うと反映可能です。

■準備
C4Dシーンにあるcamera_offset_settingsのユーザデータでコンポジションを何倍にするかの設定をします。フィルムオフセットが-50%〜50%であれば2を入力し、-100%〜100%の範囲であれば、3を入力して下さい。
c4duserfdata
次に、レンダリングするカメラにoffsetcameraに設定されているXpressoタグを
設定します。これにより、ヌルのCamera_offsettにAeに設定用の座標をアニメーションとして保存できます。
bake
レンダリングして、aecファイルを書きだしてそれをAeで読み込むのであればそのままでOKです。

Ae CCでC4Dファイルを直接読み込みシーン情報を取り出す場合、ヌルの動きがストアされないので、nullのCamera_offsettをベイクする必要があります。
タイムラインのファンクションメニューから〈オブジェクトを固定〉を選んでベイクします。

After EffectsのプロジェクトにAecファイルを取り込むか、C4Dファイルを取り込みます。C4Dファイルの場合は、CINEMA 4D scene dataをExtractします。

Camera_offsettとAnchor以外の3Dデータ(カメラとコンポジットタグを設定していた3D平面など)を選択して、まとめてプリコンポーズします。

それから、プリコンポーズしたコンポジションを選択してコンポジション設定でコンポジションのサイズを調整します。
camera_offset_settingsのユーザデータで設定した倍率を幅と高さに掛けて入力します。もとの幅が720で倍率が2なら、720*2という入力するればOK。

コンポジションのトランスフォームのアンカーポイントと位置のトラックにエクスプレッションを追加して、コピペスクリプトのスクリプトをそれぞれペーストしてください。

以上でカメラオフセットが反映された状態になります。